バックパッカー夫婦のイタリア旅 (ローマ3日目)バチカン・真実の口・トラステヴェレ
- 起床
- 1日券の購入
- サンピエトロ大聖堂
- サンピエトロ広場
- 真実の口 (サンタマリア イン コスメディン教会)
- サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会から再びのナヴォーナ広場へ
- Bread-inでゴルゴンゾーラパニーニとビールタイム
- ジェラートを食べながら、歩いてサンタンジェロ城へ
- バチカンからはがきを出す
- バチカン美術館
- トラステヴェレでアペリティーボ
- トラムでホテルへ
- 参考情報
起床
2017年5月2日
- AM 5:30 起床
- AM 6:30 ホテル出発
今日も早い!! バチカン・サンピエトロ大聖堂に朝イチで行くためです。
1日券の購入
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チケット €7 × 2 = €14 |
AM 6:30 |
地下鉄テルミニ駅→オッタヴィアーノ駅(15分)へ向かいます。 今日は公共交通機関を多く利用する予定になっているので、€7で1日券を購入します。
地下鉄テルミニ駅へ降りる階段のそばにタバッキがあるのでそちらで購入。
サンピエトロ大聖堂
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入場料: 無料 |
テルミニ駅から約30分 |
AM 7:00 - AM 9:00 |
聖ペテロ殉教の地に建つバチカン市国を代表する大聖堂です。 4世紀にコンスタンティヌス帝が建立し、16世紀初めに大幅な改築が行われたそうです。 改築時の設計はブラマンテからラファエロ、ミケランジェロへ引き継がれ、17世紀初めにようやく完成!長い事かかりましたね。
オッタヴィアーノ駅へ着くと、大聖堂への案内版がところどころにあるので、それの通りに進みます。案内のとおりに階段を上がり道に出ましたが、 ん? でどっち?という具合に目印がなくなります。Google map で通りの名前を確認しました。すぐ近くだし、地元の人には全く問題ないのでしょうが、初めての観光客にとっては案内版が途切れる = 迷う...となってしまいますよね。
駅から大聖堂に向かう道
サン・ピエトロ広場から
こちら、入場は無料ですが荷物検査があるためとても並ぶとの情報を得ていたため、開館と同時の朝7時に到着しました。 大聖堂や寺院、教会などの神聖な雰囲気が漂う場所には、朝一番で行く、というボンちゃんの流儀もありまして。
サン・ピエトロ広場に入り、大聖堂に向かって右側が入場口になります。 僕らの到着時には10組20人ほどしかおらず、さくっと入ることができました。
中央の「フィラレーテの扉」
この時間、光が差し込んで神聖な雰囲気が漂います。 朝のミサなども行われていて、皆静かに見学していました。
祭壇を見ていたら背後から光り輝く神様が!? このあとボンちゃんの腰痛は治ったとか治らないとか...。
サンピエトロ広場
直径240m、40万人を収容できる楕円形の広場が大聖堂の前に広がっています。 17世紀、教皇アレクサンデル7世の命により、イタリアバロック期の代表的建築家であるベルニーニが設計を担当した。284本の円柱が左右対称に配置され、半円形の柱廊になっているそうです。でた!ベルニーニ!
オベリスクの左右にはそれぞれ噴水があり、オベリスクと噴水の間に2つの『ベルニーニポイント』というのがあります。 ここに立つと縦に並ぶ4本のは柱が重なって1本の様に見えるという不思議なポイントです。
実は写真の通り、椅子が敷き詰める準備をしていて、残念ながら肝心のベルニーニポイントは柵の向こうの椅子の下に隠れていました。 翌日の『Papal Audience』というイベントのためだそうです。
サン・ピエトロ大聖堂について、マイたび@イタリア様のレポート記事、めちゃくちゃ参考になります。
真実の口 (サンタマリア イン コスメディン教会)
info |
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入場料: 無料 |
サンタンジェロ城バス停から40分 |
AM 10:00 - AM 10:50 |
美術館の予約が午後なのでそれまでいったんバチカンを離れ真実の口を見に行く事にします。 バスで向かいますが、サンタンジェロ城西側の『P.za Pia/castel S. Angelo』というバス停から、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂付近で乗り継ぐ必要がありました。
この乗り場からまず40番のバスに乗って6つほど先の『Ara Coeli/piazza Venezia』というバス停で一旦降車します。 44か170のバスにすぐに乗換えられると思ったのですが、バス停の看板にそれらしき番号がなかったので、真実の口のあるサンタマリア イン コスメディン教会方面に向かってテアトロ・ディ・マルチェロ通りを歩いて見ました。3、4分行ったところに 『Teatro Marcello- Ara Coeli』というバス停があり44番が通っていそうです。このバス停にはなんと電光掲示板が付いており、あと何分で到着するかが出ています。と言っても僕らの44番はあと3分で到着「ARRIVI 3 min」表示から15分以上待ちました....なんなんだよ...意味無いじゃないか。
ちなみに、バス停で3つなのですぐ着きます。歩いても15分くらいなので、むしろ歩いたほうが・・・とも思いましたが、かなり暑かったのと1日券を持っているので、乗らねば損。
降車は『Bocca Della Verita'』というバス停で、そこから徒歩1分、すぐ見つかります。
『真実の口』は、古代の井戸の蓋、またはマンホールの蓋といわれています。 サンタマリア・イン・コスメディン教会内の柱廊の端にあります。ここはローマの休日でも有名ですね!
90%がアジア人観光客で、日本人観光客も大勢いる中15分ほど並びました。この間にと昨日買っておいたサンドイッチで朝ごはんを済ませます。 外壁は工事中でしたが、こんな感じに柱廊の外側に沿って並んで待ちます。
係のおじさんは僕らの前の女子をひたすらナンパしていました(笑) Beautiful eyes! とか言ってたかな? よく分からないけどこれがイタリアのちょいワルオヤジというやつか?
嘘をついていると口に入れた手が食べられてしまうという伝説を意識して、一応手を隠して見ています...
サンタマリア・イン・コスメディン教会は、 8世紀に法王ハドリアヌス1世が、付近で暮らすギリシア人のために改築した教会で、ギリシア人たちが教会を飾り立てたため、コスメディン(装飾)の名が付いたそうです。
コスメディン教会も大きくはないですが落ち着く空間でした。
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会から再びのナヴォーナ広場へ
さて、今度は戻る方向に、同じバス停から44番に乗りヴェネツィア広場に出ます。 ここから散歩がてら歩いてバチカン美術館に向かいますが、ミネルヴァ教会と、昨日腹痛でロクに見れなかったナヴォーナ広場をもう一度経由して行く事にしました。
ミネルヴァ教会は小美術館と呼ばれ、宇宙を表している濃いブルーの天井がとても美しい教会です。
教会前の象のオベリスクは、ベルニーニの傑作と言われています。 ミネルヴァは戦いと学問の神様で、象は強さの象徴、この2つの組み合わせで「勉学のためには、強い意志が必要だ」という事を表しているんだとか。
ベルニーニって...ほんとすごい人だったんですね...。
今日も快晴のナヴォーナ広場では、モヤさまで自画像を描いて貰っていた絵描きさんを探したり、お土産屋さんをのぞいたりフラフラと見て周ります。
Bread-inでゴルゴンゾーラパニーニとビールタイム
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昼食 €10 |
AM 11:40 - PM 12:40 |
ナヴォーナ広場を経由したもう一つの理由は、Trip Advisorでも上位のパニーニカフェ『Bread-in』で昼食を取るためでした。 www.tripadvisor.jp
店員のお兄さんが全員爽やかで感じのいいこと! プロシュートとゴルゴンゾーラのパニーニとビールを注文しましたが、なんとめちゃくちゃ美味いじゃないか! 疲れた体にビールも入って、いい気分なのでした。
ここはオススメです。
ジェラートを食べながら、歩いてサンタンジェロ城へ
ここからコロンナ通りを通ってサンタンジェロ城へ向かいます。
その途中、美味しそうなジェラート屋さんがあったので寄ってみます。
Gelateria del teatro
ベリー系のとチーズ系のダブルのやつ(だったと思う...)
天気が良いので、店の隣の階段に座って食べる事にしました。
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ジェラート €2.5 |
サンタンジェロ城はこの度は外観のみ!
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入場料: 入っていない |
PM 13:40 |
30代半ばの体力も考慮して、内部の見学はやむなく削りました。 サンタンジェロ城は、39年ハドリアヌス帝の霊廟として造られたものを、後に要塞や牢獄、さらに教皇の住居などに使い回してきた建物だそうです。
サンタンジェロという名前は、「大天使」に由来していて、509年にローマでペストが大流行した際、教皇グレゴリウス1世の前に、剣で悪疫を払いのける大天使ミカエルが現れ、ペストが消え平穏が訪れたという伝説に由来しているそう。
サンタンジェロ城の正面の「サンタンジェロ橋」には10体の天使像があり、そのうちの2体「とげの花冠を持つ天使」と「カルティーリョを持つ天使」はベルニーニ、8体はベルニーニの弟子のものです。ベルニーニの彫刻の出来がよかったので法王が教会にうつしたため今あるのはレプリカとのことです。
えーっと、どれがどれだか...ちゃんと予習しないとダメですね。
川の向こうににバチカンが見えます。
バチカンからはがきを出す
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絵葉書 €0.5、切手 €2.5 |
PM 14:30 |
バチカンには両脇に郵便局があり、絵葉書を買って出すことにしました。
僕らは大聖堂に向かって右側の郵便局に向かい露天のお土産店で現ローマ教皇フランシスコのGooood!の絵葉書を€0.5で購入。自分達へメッセージを書いたあとバチカンのポストへ投函します。イタリア本国の郵便とバチカンは異なっており、バチカンの方が早く確実に届くんだそうです!(帰国後、10日ほどで受け取れました)
横目にサン・ピエトロ大聖堂を見ると入場のために広場を半周程も回った長い列が出来ています。何度も言うけどやはり朝イチがオススメ!
バチカン美術館
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入場料: €20 × 2(予約) |
PM 15:00 - PM 17:30 |
さて、予約の時間が近づいて来たので美術館へ向かいます。 歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館です。
朝来た地下鉄オッタヴィアーノ駅に向かうような形でサンピエトロ広場を出ると、上空から見て時計回りに長〜い行列ができていました。 これは当日券入場の長蛇の列とのことで、100m程はあるでしょうか!
僕達は予め15時から予約していたので、その列を通り越し入口に向かいます(上の地図上のマークの位置)
「当日券」と「予約者、団体入場」のように2つ入口が別れているようですが、人が入り乱れてよく分からなかったので係員のお姉さんにも念のため確認。 5分程並んでから荷物検査を終えて中に入ると、エントランスは団体客でごった返していますが、2階に上がると思ったより混んでいませんでした。 係員のいる窓口にて予約バウチャーをチケットに交換してもらい入ります。
短いローマ観光のため、約2時間半を目安にポイントを押さえて周ります。
はい! またまたマイたび@イタリア様の超参考記事。 内部の美術品について良くまとめられています。
ボンちゃんは記事をプリントアウトしてノートに貼付け、ガイドをやってくれました。 しかし、地図の間→システィーナ礼拝堂間の混雑ぶりは恐ろしく、一部ラッシュの山手線並でした。
地図の間です。
一番辛めなところでこんな感じ。
最後にシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの『最後の審判』に向かって順に歩いて行きます。 最後の審判は写真撮影不可なので、休憩も兼ねて備え付けのベンチでゆっくり休憩しました。
水分補給!
トラステヴェレでアペリティーボ
バチカン美術館を出て、今日の午前中、真実の口へ向かう為に乗車したサンタンジェロ城西側のバス停から280番のバスにのってトラステヴェレを目指します。 ここは、「体力が残っていたら行けたらいいね」と言っていた場所で、正直バチカン美術館でかなり消耗していましたが、時間的にもちょうどアペリティーボの時間。貪欲に向かいます!
僕らは『LGT Farnesina/trilussa』(トリルッサ広場)というバス停で降車し、そこからこの街を散策することにしました。
『アペリティーボ』とは、飲み物を1杯注文すると食べ物をビュッフェ形式で食べ放題という日本で言うところのHappy Hourのようなもので、 €10ほどで好きなだけご飯が食べれます。
トラステヴェレ地区は、テヴェレ川の向こう岸のローマ市民が多く生活するいわゆる下町エリアで、観光名所が多く存在する中心部とはまた違った、 お洒落で地元な雰囲気が漂う心地の良い街でした。
散歩していると、アペリティーボの看板を掲げていて、入りやすそうなお店を見つけたのでここに決めました!
La Parolaccia & sons
€10の1ドリンクとビュッフェ食べ放題を2つ頼みました。 さぁて食べるぞ!
info |
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夕食: €10 × 2 |
PM 18:30 - 20:30 |
写真は帰りがけでだいぶ人がいませんが、17時過ぎは結構混雑していましたよ。
夜のトラステヴェレ。お洒落だな。
このお店は人気がありそうでした。
トラムでホテルへ
トラステヴェレの街を適当に散歩して、テベレ川にかかるガルバルディ橋の近くに『Gioacchino Belli』というバス停があり「H」のバスでテルミニ駅まで一本で帰れます。ここにはトラムの乗り場もあって、こちらはヴェネチア広場に出れるようです。
ここでは20分くらい待ちましたが無事に混雑したバスに乗り込むことができました。
お腹いっぱいでテルミニ駅近くのホテル『Hotel Washington Resi Lucia』へ戻ります。
いや〜今日もまたまたよく歩いた!
明日も朝早いです(笑) 早朝の電車でフィレンツェへ向かうためです。