バックパッカー夫婦のイタリア旅 (ミラノ1日目) ドゥオーモ、最後の晩餐、セリエA観戦
- 起床
- 1日乗車券を購入
- 朝のガレリア
- ドゥオーモの中へ
- マクドナルド in Milano
- だまし絵教会(サン・サティロ教会)
- サン・ベルナルディーノ礼拝堂
- ミラノディズニー
- モンテナポレオーネ通り
- スフォルツァ城
- サン・マウリツィオ教会
- ついに最後の晩餐
- 紅の豚のモデル、ナヴィリオ地区でカツレツを
- ガリバルディ地区でお買い物
- やっぱり買ってしまった置物
- ACミラン vs ASローマ、サン・シーロスタジアムへ!
- ミラノのスーパー
- イタリア最後の夜に、静かに乾杯
起床
2017年5月7日
- 起床 5:30
- 出発 6:30
うん、早い!
1日乗車券を購入
地下鉄・バス・トラムの1日乗車券を購入します。 ミラノ中央駅の構内地下に売店があります。
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一日乗車券 |
€4.5 × 2 = €9 |
朝のガレリア
ヴィットリオ エマヌエーレ2世のガレリアです。 ブランド店が多数軒を連ね、ディズニーランドのワールドバザールのモデルにもなったそうですよ。
まだオープン前の「プラダ本店」
ガレリア中心部の床に「雄牛のモザイク」があります。 雄牛の股間にかかとをつけて反時計回りに3回まわると、幸せになる!ミラノにまた来れる!という伝説があるそうで、 多くの観光客が集まるため、すっかりくぼみができていました。
ドゥオーモの中へ
昨日の夜のドゥオーモ編 でも書いたのですが、ゴシック建築の大傑作であるミラノのドゥオーモ。 尖塔が135本もそびえ立ち、正面には青銅の5枚の大扉、内部には天井まである巨大なステンドグラスと、見どころもたくさんです。
まずは記念写真をと。 まだ空は曇っています。昨夜は雨模様でしたが、予報ではこの後天気が回復することになっています。
5枚の大扉は左から
となっています。
ドゥオーモの入場チケットは、建物に向かって右側の通り沿いにあります。 内部の見学は、€3/人 になっていました。(写真撮影代も含まれている様子)
info |
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AM 8:00 - AM9:00 |
Duomo di Milano |
€3 × 2 = €6 |
イタリア全体でガイドブックより、どこも値段が上がっている印象です。
チケット売り場の建物内で整理券が配られ、設置されているモニターに番号が表示されたらカウンターに向かいます。 お土産コーナーを見ながら待つこと10分ほど。屋上テラスへ登るか聞かれますが、僕らは内部の見学のみであることを伝えます。
8時までは信者のミサが行われているので一般の観光客はその後になります。 8時ちょうどに正面入口付近に並びましたが、まだ10人ほどしか並んでいませんでした。
サン・ピエトロ大聖堂の時の同じく、こちらも荷物検査があり、日中は混むことが予想されるので、朝一番で訪れる事をお勧めします。 (午後再び訪れた時、チケット売り場の方が長蛇の列となっていました。ある程度そこで制限しているのかな?)
大きい!そして空いてる!
上部に大きなパイプオルガンも。
美しいステンドグラス。 ひとつひとつが物語になっているようです。
マクドナルド in Milano
朝ごはんには、やっぱり世界のマクドナルドでしょう。 さすがミラノ、お洒落な店内。
セルフ注文マシーンが何台も!これはすごい〜。 が、ほとんど使っている人はおらず、イタリア人の多くのお客はカウンターで店員とおしゃべりしながらエスプレッソと朝マック(のようなもの)を買っていました。
店内は、がたいの良い黒人のお兄ちゃんが警備で巡回しています。 やはり治安はそれなりなんですかねぇ。
info |
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AM 9:00 - AM9:30 |
ヌテラバーガー、エスプレッソ、ラテマキアート |
€3.4 |
※トイレあり
だまし絵教会(サン・サティロ教会)
ドゥオーモから歩いて10分程の場所に『だまし絵教会』というなんとも興味をそそる教会があります。 正式には『サンタ・マリアプレッソ・サンサティロ教会』
おお、随分と奥行きのある荘厳な作り。先程の大聖堂にも負けないくらい・・・・ん?
まてよ?
って、短っっ!!
やられました(笑) T字型の敷地には十分なスペースがなかったため、ブラマンテが遠近法を使って、遠くまで祭壇が続くように設計したんだそうです。
実は、教会に入る時もGoogle mapに従った結果、間違えて裏手の締切の門にいってしまい、なんだかとことん騙された気分...
この隠れた観光スポットへはお時間があればぜひ行ってみることをお勧めします。面白いですよ。
サン・ベルナルディーノ礼拝堂
人骨で出来た壁...そんな礼拝堂がありまして、こちらもドゥオーモを中心に10分圏内にあります。
聖ベルナルディーノは、シエナに伝染病が流行したとき、病院で病人を助けるために働いた聖人で、 この教会は、病院で亡くなった人の霊を供養する為に、8世紀に創立されたそうです。
ちょうど、スリランカ人の為のミサの時間で、あいにく礼拝堂は閉まっていました。 いちおう外の格子窓からも覗けますが...なかなか怖かったですよ。
場所が少しわかりづらいですので、リンクを貼っておきます。
こちらの情報も有益でした。
http://www.amoitalia.com/milano/sanbernardino.html
ミラノディズニー
モンテナポレオーネ通りを目指して歩く途中にあります。
モンテナポレオーネ通り
さて、ドゥオーモの北東部にそのまま歩いていき、モンテナポレオーネ通りでショッピング(ウィンドウ)することにします。 有名ブランドの路面店が続くミラノのオシャレストリートのようです。
PRADAの前には黒塗りの高級車がいっぱい。なんなんだろう。送迎用?
ひととおりオシャレな気分になることは出来ましたので次へ行きましょう(笑)
スフォルツァ城
info |
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PM12:00頃 |
外観のみ |
モンテナポレオーネ通りからドゥオーモの北側を通り、スカラ座の前を通過していくと、スフォルツァ城に出れます。
ん?
観光スポットにはこういった、非常にクオリティの低いミッキーがウロウロしています。 アメを配りながら一緒に写真を取ることでチップを要求してきます。
ちなみに「フリー、フリー」を連呼しています。
かなり強引に手を掴んできたので、お金は払いませんよ、とはっきり言った上で「フリー」というので写真を取った所、 案の定、「マネー」と言ってきたのでそのまま放置してきちゃいました。ま、観光地ではよくあることですよね(苦笑)
『スフォルツァ城』は、『スフォルツェスコ城』とも呼びます。
スフォルツァ公爵がヴィスコンティ家の居城を改築した城兼要塞で、入口の高い塔は109メートルもあるんだとか。 ダヴィンチも建設に関わったそうです。裏側は広大な敷地のセンピオーネ公園が広がっています。
今回は、時間の都合上、外から雰囲気を眺めるだけにしました。 城の前では、マーケットが開かれていました。
サン・マウリツィオ教会
info |
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PM12:30頃 |
無料 |
スフォルツァ城から歩いて10分程のところに、『サン・マウリツィオ教会』があります。
地味な外観とは裏腹に、中に入るとたくさんのフレスコ画が壁に広がっています。聖書中に出てくる有名なシーンもたくさんありました。
TripAdviserの口コミによると、
「昔は修道院で、入った女性は一生家族にも会えずそこでイエスに近づくために修行をした。 当初は低い位置にあった小窓は修道女をあまり俗世間と密接に交流させないために、高い位置に変えた」
ふむふむ。 かつては富裕層だけしか利用できない教会だったので、保存状態は良好なんだそうです。
ついに最後の晩餐
info |
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PM13:30頃 |
無料!! |
さて、ドゥオーモに続き、有名な観光スポットである、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐 (CENACOLO VINCIANO) 』を見に行きます。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にあります。
準備編 でも書いたように、この見学チケットはとても人気で、予約必須です。 しかも今日は第一日曜日で、美術館が無料になる日! 日本から30回以上イタリアに電話して取れたチケットでした(汗)
チケット交換所は建物の左手にあり、プリントアウトした予約完了メールを見せて、チケットを引き換えてもらいます。 そうしている間にも続々と当日券を求めて人がやってきますが、やはり完売を告げられて帰っていく人が大勢いました。
ここが入り口。 中に入って暫く待つと係の人が呼び込んでぞろぞろ向かいます。 (ちなみに、非常にわかりづらい "やる気のない" アナウンスだったため、13時半の時点で聴き逃してしまい、それを告げて、次の回での見学になりました...)
『冷静と情熱のあいだ』にも登場したカエルの回廊ですが、7:30-12:15、15:30-21:00(日曜)のみオープンしており、今回は断念。
じゃーん!
写真はOKになったようです。 (自撮り棒、フラッシュNG)
この絵は、修道院の食堂の壁画として描かれたもので、420 x 910 cm と巨大です。 1498年頃に完成したもので、最も損傷が激しい絵画としても有名です。
遅筆で知られるレオナルドにしては、3年という早いペースで仕上げたそうですよ。 中央部は、食堂から厨房をつなぐ通路を作った際に、壊されてしまったんだとか。
1978年から1999年にかけて、大規模に修復されていたんですね〜。
紅の豚のモデル、ナヴィリオ地区でカツレツを
さて、だいぶ歩いてかなり疲れてきました。 お腹も空いてきたところで、ナヴィリオ地区へ移動して、ミラノ風カツレツを目指します!
ナヴィリオ地区へは地下鉄M2で向かいます。
CADORNA→P.TA GENOVA FS<M2>
『L'Altro Luca e Andrea』
info |
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PM14:30 - PM16:00頃 |
ミラノ風カツレツ、オッソブーコのリゾット、ワイン |
€58 |
これが『最後の昼食』になるため、ワインで乾杯♪
ミラノ風カツレツでかい! もう一つは、仔牛のすね肉の煮込みとミラノ風リゾット。
読めない。
店員さんはかなり忙しそうに動き回っており、僕らのところには、強面の(笑)女将さんが注文を取りに来てくれました。
ランチ営業が終わるとお店を閉めるレストランも多いので、なんとか滑り込めて良かったです。
ナヴィリオ地区は宮﨑駿の『紅の豚』で、修理が終わった飛行艇が運河から飛び立つあの大好きなシーンのモデルになったんだそうです。
日曜だからか、たくさんのアーティストで賑わっていました。
『世界ふれあい街歩き』ミラノ編で登場した、古い洗濯場だ! テレビで見た場所を実際に見ると、感動しますよね。
ガリバルディ地区でお買い物
さて、再び地下鉄に乗って、ガリバルディ地区へ向かいます。
P.TA GENOVA FS→GARIBALDI FS<M2>
モンテナポレオーネ通りとは違って、こちらは渋谷や原宿のような雰囲気? 雑貨屋さんやセレクトショップが多数あります。
『ディエチ・コルソ・コモ』-19:30
『ハイテック』10:30-19:30
お土産を買うのにも良さそうです。
ちなみに僕は、露天売りから、ベルトを購入。 別にここじゃなくても...
やっぱり買ってしまった置物
だいぶ歩いて、だいぶ体力も落ちてきた頃、また、もうすぐ終わってしまうイタリア旅に焦りつつ、 この後、一旦ホテルに戻るか、もう一度ドゥオーモを見に行くかを冷静に話し合い...
もう一度『DUOMO』で下車!
すっかり晴れてます!
実は、朝方にチケットを買うときのおみやげコーナーで密かにほしいと思っていたこの置物。
こんな感じのお土産屋を4件ほどもハシゴし、納得の一品を買うことが出来ました。
時間はもう18時頃。 この後のサッカー観戦のために一旦ホテルへ戻ることにしました。(ようやく)
ACミラン vs ASローマ、サン・シーロスタジアムへ!
info |
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PM20:45 - PM23:00頃 |
2人で €50 (青席) |
2017年5月7日、ミラノがホームの英雄的チーム『ACミラン』と強豪『ASローマ』の試合です。
セリエAを生で見れるなんて、なんとも感慨深いです。 このイタリア旅の締めにふさわしいビッグイベント!
ホームゲームという事で、街中にもユニフォームを着た人がちらほら。
準備編 でボンちゃんが購入しておいてくれた、ACミランのユニフォームを来て、 いざ出発!
なお、サン・シーロスタジアムへはこの経路で行けます。
CENTRALE FS-<M2>→GARIBALDI FS-<M5>→SANSIROStadio
スタジアム前で一枚。
チケットの購入 は済ませてあったので、直接ゲートへ向かいます。
混んでる。
息の荒い男どもがたくさん!
入り口で、ドリンクはすべて破棄させられます。 といってもゴミ箱もないので、こうするしか無いんですね。
警備は相当厳重で、警備員 → 警備員 → 軍人 のような感じで3回ほどチェックが入ります。
大きな荷物は、全て中身を出す必要があるのですが、僕はボンちゃんのジャケットやガイドブックなどすべて持っていたため、 毎回中身を見せてかなり苦労しました。
必要最低限のものだけを持っていく事を強くお勧めします。 寒さ対策は、5月の夜の冷えを心配しましたが、会場の熱気がすごくてそこまで寒くは感じませんでした。
中はすでに大勢人が入っており、狭い座席を見つけるのに苦労しました。
僕らはホーム側『青い』座席の右側付近。 一般の観光客は『赤い』座席を取ることが多いようです。そのほうが落ち着いて見れるのは間違いなさそう(笑)
『青い』座席といえば、日本で言うところの野球や競馬好きそうな、イタリアン親父達ばかり。 酒を飲んでテンションも上がってていい感じ! イタリア最終夜を親父達と盛り上がります。
そして、最近は出場できていない本田圭佑、出てくれ!
いよいよキックオフ。
ACミラン不利の時 『カッツォ!』『カッツォ!』を連呼する男がすぐ後ろに。 英語で「F★CK」みたいなスラングで、男のアソコを指す言葉なんですが、あまりにも叫ぶから大爆笑。
「おーおー、なにやってんだー!!あ"ーーーー!」とあまりにも大きな声でボンちゃんが叫んだので、カツオ男も思わず、 「ほんとだよな!」といって意気投合する始末。ボンちゃんすげぇ。
ゴール裏は爆竹がたかれ、大盛り上がり。
ま、結局ACミランは負けました。 本田圭佑も、今日は出なかったので残念でしたが、とても楽しい思い出になりました。
ミラノへ行った際はぜひとも観戦をお勧めします。
試合レポート を残してくださっている方がいらっしゃいました。
これぞ後の祭り。
外にはまだ興奮覚めやらぬ雰囲気が漂っています。
なお、帰りはこの地下鉄で。 入場口で規制がかかりますので、並んでゆっくり行けばちゃんと帰れます。
SANSIROStadio-<M5>→GARIBALDI FS-<M2>→CENTRALE FS
ミラノのスーパー
帰りがけに、ミラノ中央駅の地下のスーパーに寄りました。
珍しいパスタ。
イタリア最後の夜に、静かに乾杯
ついに、本当の最後の晩餐になってしまいました。 朝も早かったので夜はホテルの部屋で静かに過ごすことが多い僕ら。
いや〜、イタリア4都市、お疲れ様でした!
明日は、ミラノのマルペンサ空港への移動です。
乾杯!そして、おやすみなさい。